入倉伸夫のシニアライフⅡ

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蕨、戸田、川口、鳩ヶ谷の古を考えるー補助として

《蕨宿跡を訪ねる》

◇ 中山道と17号国道をたどる (14

 17号国道を蕨市錦町1丁目から見ていくー1

これからは17号国道と中山道を交互に見ていきますが、特に注意して見るべきなのは、17号国道の微妙な凹凸だと思います

蕨の中山道は施設されてから既に400年弱の経過があり、その間に度重なる改修・補修が行われ、その凹凸は全くと云ってよい程無くなっていると思います

また、400年弱程前に蕨の中山道を始めて作るときは、殆ど何もない湿地帯に浮かぶようにあったいくつかの微高地を貫くように、かなり、強引に土を埋めたり、削ったりして堤のように土を固めて作ったと思われますので、初めからあまり凹凸は無かったと思われます

蕨の成立ち・歴史を考えるときに、中山道が出来る前のその周辺の地形を想像することが、非常に重要なことと思われます

そうした観点から考える時に、蕨の17号国道は100年に満たない歴史しかなく、また、近代の道路施設工法や舗装法で行っているためか、その凹凸はよく観察すれば、僅かに残っています

中山道と殆ど平行してしている17号国道の微妙な凹凸を見ることによって、中山道蕨宿の出来る前のその附近の地形が想像され、その歴史を考察する上で重要な手がかりとなると思われます

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