入倉伸夫のシニアライフⅡ

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蕨、戸田、川口、鳩ヶ谷の古を考えるー補助として

蕨市錦町5丁目付近から歩きながら、古を考える》

◇ 錦町に伝わる伝説と伝承 (4 

ここで、少し考えの観点の角度を変えて、錦町に伝わる伝説と伝承をみてみます

(e) この法華田という地名については、二つの言い伝えが知られています、その一つは流罪のため佐渡新潟県)に向かっていた日蓮上人が錦町5丁目あたりを通りかかった時、村人のもてなしを受けたお礼として「妙法」の2字を書いた石を積み「法花塔」としたというものです

もう一つは、流罪のため佐渡へ向かう途中、このあたりを通りかかった日蓮上人が、難産に苦しむ婦人に「妙法」の2字を書き加えたお札を渡したところ、安産であった、それに感謝した夫が「妙法」の2字にちなんで法花塔をたてたというものです、つまり日蓮上人がかかわった「法花塔」が始まりで、それが「法花塔」町となり「法華田」になったということです

以上の二つの言い伝えの他に、全然異なる考えですが、日蓮宗の本法院が寺田をもっていた所と言う意味で、「法華の田」-「法華田」とよばれたからとも考えられます